芭蕉の糸紡ぎ体験に行ってきました。

芭蕉の木
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沖縄の伝統織物『芭蕉布』

祖父母が芭蕉布の里「大宜味村」出身という事もあり、下記の写真の様な糸紡ぎの道具(糸車)やでっかい織り機などが家にありました。

参考:糸紡ぎをする糸車
参考:織り機
その為時期になると、祖母と一緒になって叔母ちゃんたちがうちに集まり、糸紡ぎから芭蕉布を織るのまでやっていて、それを身近で見て幼ながらに手伝いをしていました(というより、邪魔して遊んでいたかな笑)
その道具も祖母が倒れてからというもの、場所を取る為今はありません。
作業場も物置部屋となっていたので、私が大阪から帰郷の際昔ながらの木の建物の味を残しながら、床張り・壁のペンキ塗りなどDIYをして今はgreenTomoスクール&サロンとして利用しています。
 greenTomoグリーントモ

芭蕉布って何?

そもそも芭蕉布って何?
芭蕉布は私にとって身近なものでしたが、恥ずかしながら、芭蕉ってバナナの木だよね?ん?同じなの????ってぐらいよく分かっていませんでした・・・・
 
祖母が作業している時、芭蕉の途中の過程(糸紡ぎ)からしか見た事がなく、「芭蕉の木から糸にする体験」が出来るという案内を見てすぐさま飛びつき『畑の学校沖縄』さんの芭蕉糸紡ぎ体験に参加してきました。
「大宜味村喜如嘉」ではそこら辺に見られる芭蕉の木
豊見城市にある「畑の学校」主宰の文子さんは、沖縄の昔ながらのいいものを残そうと定期的に講座を開催し、次の世代の私たちに物だけでなく、昔ながらの知恵や思いを伝えてくれています!
そこで、私は恥ずかしながら文子さんにこれまでの疑問を投げかけてみました。
「芭蕉ってバナナの木、ですよね・・・・・・?」
芭蕉には3つ種類があるそうです
*糸芭蕉=芭蕉布
*実芭蕉=バナナ
*花芭蕉=観賞用の花
繊維が丈夫な<糸芭蕉>を芭蕉布には利用し、実が美味しくなる<実芭蕉>がバナナとして育てられるという事みたいです。
だから、バナナの木と芭蕉の木はパッと見同じという事なんですね〜^^

芭蕉の木から繊維をとる

『畑の学校沖縄』さんに行くと芭蕉の木から繊維を取りやすくするために、既に大きな葉は取られ筒の状態になっている幹がいっぱい並んでいました。

芭蕉の木

 

この中から好きなの2本取り、長いものは胸の高さぐらいまでカットしました。繊維をはぎ取る時に高いとやりにくく、胸の高さぐらいだと作業もしやすくなります。

芭蕉の茎

 

太い幹は1枚1枚が重なって一本になっています。例えるなら、白菜の白い部分のような物が重なっている感じです。

芭蕉の木

 

その一枚一枚の外側の繊維を剥ぎ取るのに、果物ナイフのような物を使います。幹の外側の繊維は硬く、芯に近くなるほど柔らかい繊維なので上質な繊維となります。

 

繊維を剥ぐときに下に向けて剥ごうとすると、途中で切れてしまうので、斜め45度上に向けて引っ張るようにすると上手く最後まで繊維が切れずに剥ぐことが出来ました。

芭蕉の木

 

幹から繊維として使える部分を全部剥ぎ取りると芯の柔らかい部分だけが残ります。

昔の人はその芯の部分は柔らかいので料理として使って食べたそうです。物のない時代、捨てるものは何一つなく大切にし無駄にしなかった、昔の人の物を大切にする姿勢を見習わなければと思いました。

芭蕉の糸紡ぎ

 

剥いだ繊維は、乾燥そうめんのように束にします。

それを、灰の上澄みが入ったたっぷりの水の鍋に入れ、繊維が柔らかくなるまで煮ます。

灰いりの水。上澄みを取った後なので色が濃くまさに灰色です。

繊維が柔らかくなるまで結構時間がかかります。

 

1・2時間煮込んだら取り出します。

 

全体的に柔らかくなるので、竹を使ってその繊維から余分な物を取り除きます。

 

繊維の強い糸となる部分だけが残りますが、その部分は僅かです。ここまでの作業で数時間。ここから糸の部分だけを残すのにさらに時間がかかり手間だったので、芭蕉布として服を編むとなるとすごい量の芭蕉の木と糸を紡ぐ作業時間がかかるというのを体感しました。

乾かして出来上がった糸。
今回は、ここまで体験させていただきました。

これから先は、まだ束となっている繊維を一本ずつ細かくしていき、糸を結んでいき、糸車を使って私たちが知っている糸のように長くして丸くまとめる作業となります。幼い頃ここからの過程は記憶にあります。が、繊維を取って糸にするということがこんなに大変だとは知りませんでした。

 

芯は食べれる?!

全部剥ぎ取って、繊維として糸として使えない柔らかい芯の部分は、食べれるということでしたが、ペラペラっと一枚の湯葉のようになります。

 

これをペラペラにせず、筒のまま自宅に持ち帰りサラダに入れて食べてみました。味・食感は、スイカの白い部分のような感じで、ちょっとシャキッとした感じが意外に美味しくいただけました。

 

 

さいごに

30代になり沖縄に目を向けるようになってから、沖縄のおじぃ・おばぁが残してくれた物・歴史を祖父母がいる間にもっときいとけば良かった・・・・・と思っている今日この頃です。
早い・簡単・便利などが求められる現代において、消えかけている大切な物・想い。手間はかかるけどだからこそ作り手の想いがありいいものを作っている☆
 
芭蕉の糸を紡ぐの大変でした!!
 
芭蕉の木、工夫次第で捨てるものなんてないよ〜全てを利用する事ができるんだよ〜と「畑の学校沖縄」主宰の文子さんはおっしゃっていました。
沖縄を・植物を愛し、大切なものを残そうとしています。芭蕉の糸紡ぎ方法だけでなく、それ以上に大きなものを学ばせていただきました^^
今回自分で作った糸は、細かく糸としてでなくヒモとして、麻ひものようにラッピングの時に利用しようと思っています。またその思いが次に繋がりますように・・・・・
沖縄の芭蕉布に興味を持っていただき、最後までお読みいただきありがとうございます^^

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